園庭に銀杏の若葉芽吹きたり 幼らが天に手を振るようだ
春は草木が芽吹き、また多くの人々にとっても新生活スタートの
時期でわくわくする季節ですね。もちろん新しい環境に慣れるまで
には様々な不安も伴うことになるのですが、、、。
そんなことを思うと、植物は根を下ろしたその場所で、実に淡々
と生き継いでいます。園庭の銀杏は平成元年に新園舎の完成を
祝って贈っていただいた木。随分と立派な幹にそだちました。この
時期柔らかな若葉が、こいのぼりと一緒にさわやかな風に揺れて
います。
今はまだ「ママ~」と泣いている子も、間もなく園庭で元気に遊び
「せんせ~い!」と手を振るようになることでしょう。
古川典子